― 「まだ大丈夫」が一番危ない理由とは ―
はじめに ― 「そのうちやろう」が一番危険です
個別相談でよくお聞きする言葉があります。
「まだ元気だから大丈夫ですよね」
「相続はもう少し先だと思っています」
「兄弟仲もいいし、揉めないと思います」
ですが、実際に相続が発生した後、
- もっと早く準備しておけばよかった
- 遺言書を作っておけばよかった
- 税金がこんなにかかるとは思わなかった
このような後悔をされる方が非常に多いのが現実です。
相続は突然起こります。
そして準備は、突然では間に合いません。
今日は、相続対策を先延ばしにするリスクを、
わかりやすく整理してお伝えします。
1. 判断能力が失われるリスク
最も深刻なのは、
認知症リスクです。
親御様が80代の場合、
いつ判断能力が低下してもおかしくありません。
判断能力がなくなると、
- 遺言書が作れない
- 不動産の売却ができない
- 贈与契約ができない
- 家族信託が組めない
つまり、
ほとんどの対策ができなくなります。
「元気なうちに」
この言葉は、本当に重要です。
2. 相続税対策が使えなくなるリスク
税制は年々変化しています。
- 生前贈与のルール変更
- 加算期間の延長
- 評価方法の厳格化
- 税務調査の強化
先延ばしにすることで、
「今なら使えた制度」が
将来使えなくなる可能性があります。
相続対策は、
早く動いた人が有利なのです。
3. 二次相続で税額が増えるリスク
よくあるケースです。
一次相続で、
「配偶者に全部渡せば安心」
と考えます。
確かに一次相続では税金が抑えられます。
しかし、
二次相続で税額が大幅に増えるケースが非常に多いのです。
- 基礎控除が減る
- 配偶者特例が使えない
- 相続人が減る
長期設計をしないと、
将来の負担は大きくなります。
4. 不動産トラブルのリスク
都内に自宅や収益不動産がある場合、
- 誰が取得するのか
- 売却するのか
- 共有にするのか
遺言書がないと、
必ず協議が必要になります。
家族仲が良くても、
- 住み続けたい人
- 売却して現金化したい人
意見は必ず分かれます。
準備がないと、
感情の衝突が起こります。
5. 相続税の納税資金不足
不動産が多いご家庭ほど、
納税資金不足が起こります。
相続税は原則、
現金一括納付です。
準備がなければ、
- 慌てて売却
- 不利な価格で処分
- 借入れをする
という状況になります。
これは非常にもったいない。
6. 家族関係悪化のリスク
相続はお金の問題であると同時に、
感情の問題です。
- 介護をしていた人
- していなかった人
- 親と近かった人
- 距離があった人
感情がぶつかります。
準備がある相続は、
静かに進みます。
準備がない相続は、
揉めます。
7. 税務調査リスク
近年、
相続税の税務調査は厳格化しています。
- 名義預金
- 生前贈与
- 不動産評価
適切な設計をしていないと、
否認される可能性があります。
自己判断は危険です。
8. 「今はまだ」が積み重なる
人は、
緊急でないことを後回しにします。
しかし相続は、
緊急ではないが、重要です。
先延ばしにすればするほど、
選択肢は減ります。
あなたのケースで考えてみましょう
親御様が80代。
- 都内に自宅
- 複数の不動産
- 金融資産
- 相続人は配偶者と子2人
この場合、
- 不動産の分割設計
- 小規模宅地の活用
- 二次相続設計
- 納税資金確保
- 遺言書作成
今から動くことが重要です。
先延ばしを防ぐための第一歩
いきなり全てを決める必要はありません。
まずは、
- 現在の財産把握
- 概算税額の試算
- 家族構成の整理
ここから始めれば良いのです。
私の役割
私は単なる税務相談だけではありません。
- ご家族全員の想いを整理
- 感情のバランスを調整
- 士業チームと連携
- 不動産・税務・法務を統合
第三の家族として、
冷静に設計をお手伝いします。
まとめ
相続対策を先延ばしにすると、
- 判断能力喪失リスク
- 税制変更リスク
- 二次相続増税リスク
- 不動産トラブル
- 納税資金不足
- 家族関係悪化
これらが現実になります。
相続は、
準備した家庭と、していない家庭で結果が大きく変わります。
最後に
もし今、
- 少しでも不安を感じている
- 何から始めればいいかわからない
- 親が元気なうちに話しておきたい
そう思われているなら、
それが動くタイミングです。
新宿・千代田相続相談センターでは、
麹町徒歩1分の会場で個別相談を行っています。
一度現状を整理するだけでも、
将来の安心が変わります。
相続は準備した人が守れます。
ご家族の未来のために、
今できる一歩を一緒に踏み出しましょう。
ご予約はホームページより承っております。
心よりお待ちしております。




